Twitterの拡大と傾向

総務省統計局による2010年12月20日公表の資料によると2010年12月初旬の日本人の人口はおよそ1億2,700万人。
下記URLによるとTwitterの日本人の推定利用人数は1,600万人。

Twitterの潜在力
http://agora-web.jp/archives/1157774.html

簡単に計算すると8人に1人はTwitterを利用していることになる。
勿論、1人で複数アカウントを使いわけている人もいればBOTをいくつも作っている人もいるし、アカウント作ったけどすぐに辞めたという人もいることを考慮すると10人に1人と言ってもまだ多いくらいだろうとは思うけど。

いくら元総理や大企業のトップなどが使用しているといってもこの広がり具合は凄まじいな、と個人的には思ったり。
どうしてこうなった?という個人的見解(´ω` )

1.利用者層

Twitterの主な利用目的としてはだいたいこんな感じで分けられるかな。
・お店や会社の宣伝用&意見募集などの広報目的
・知人や友達などの近況報告や確認
・有名人・識者・専門家などのTweetチェックONLY

なかでも有名人のつぶやきチェックというのは大きいと思う。
なにせ日本人はミーハーだし。
ミーハーというか横並び気質が多いから少しでもカリスマを持ってる人に集まりやすいんかな。
それにメッセージを送ったら返信してもらえる可能性もあるから余計に憧れてる人との距離感を近く感じるし。

こういう考えで言うと、有名人とかに興味が無い人や友達が少ない人なんかはTwitterには興味を持たなさそう。
もっと初音ミクとか高町なのはとかのいわゆる「俺の嫁」キャラが1日に何回もツイートするような公式アカウントがあればそういう層も利用しそうな気はするんだけどなー。

ちょっと例えとしてズレてる気もするが”マスオさんBot”みたいな感じ。
http://twitter.com/#!/masuo_f

その他に、経営者のつぶやきを見て参考にしたりや、自分の興味のあるニュースをいつも拾ってきてツイートしてくれる人のつぶやきを見て効率よく情報を集めるなど、自己主張をしない人でも利用したり。

2.利便性

Twitterって文字数制限が140文字までって決まってるから携帯やスマートフォンでも書き込み・チェックなどがし易いってのも大きいと思う。

なんだかんだで1日中PCの前にいる人ってそんなにいないけど携帯は1日中持ってても不思議じゃないほどの普及率。
テキストがメインコンテンツだからデバイスを問わずメモリもそんなに食わないでしょうし。

3.ブログからのシステムの継承

フォロー・リフォロー・リツイートのシステムもPCをあまり使わない層には受けたんかなー。
ブログでいうとこの、リンクとトラックバックが1クリックでできちゃうのがなんとも楽だしね。
それでフォロワ−のつぶやきがすぐ見れるのはブログのRSSの仕組みと似てるし。
こういうところは「ミニブログ」と呼ばれるだけはあるなぁ。

Weblogという言葉が出始め、「誰もが皆ブログをやっている」と持てはやされた時期を思い出す。
相互リンク・トラックバック・RSSなど、ブログでアクセス数アップに一役買ってきたいわゆる安牌のシステムを取り入れてるのだからそりゃコミュニケーションツールとしては安定するわなぁと。
これでブログパーツやソーシャルアプリに該当するものまで出てきたらもう少しは伸びそう。

4.日本人のPCスキルの格差

PCできる人はできるけど、できない人はとことん苦手っていますよね。
日本人はRSSとかトラックバックなどWebに関する知識は外国と比べると低そうだし、そういう点ではFaceBookよりはTwitterの方が日本人向けっぽいような気はする。
あれだ、FaceBookを携帯電話だとするとTwitterは簡単ケータイみたいな感じ?

そこらを歩いている女子高生やご老人などが
「は?DDoS?マジうっぜーんですけど!?ていうかJPドメイン以外来んな、てことでwww」
とか普通に言う時代になったらFaceBookへ移る人も増えるんやろね。

5.結論

好きな有名人・経営者・専門職がつぶやき続け、
かつ、友達が多くてほとんどがつぶやき続け、
かつ、日本人のネットリテラシーが一気に向上することもなく、
かつ、携帯・スマートフォンで気軽に読み書きできる

という条件を満たしていればしばらくは廃れることはなさそう。
・・・と思うのですが、どうでしょうかね?(・ω・`)

大阪の江坂でウェブ制作をしている、インフラもシステムもデザインもディレクションもできるエンジニア。 広く浅く薄っぺらくですが(笑)

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